わかりやすい文章を書くポイント
マッキンゼーをはじめとする世界の主要コンサルティングファームでライティングのコースを教える著者からわかりやすい文章を書くポイントを「考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」著者:バーバラ・ミント 氏から学ぶことができます。
● わかりやすい文章を書きたい方
● 論理的に相手に伝えたい方
● 考えのピラミッド構造を知りたい方
考えをピラミッド構造で伝える
- 書いた文章が不明瞭なのは、多くの場合、書き手による考えの並び方が、読み手の頭の中の理解プロセスとうまくかみ合っていないことが原因
- 読み手にとって最もわかりやすいのは、まず主たる大きな考えを受け取り、その後にその大きな考えを構成する小さな考えを受け取る並び方
- 理想的な考え方の構成は、常にピラミッドを形作る
- 頂上に主たる大きな考え方があり、それを小さな考え方のグループが下で支える
- ピラミッドの中では、それぞれの考え方が縦と横に関連づけられる
- 縦の関係は、上部の考えが下部の考えを要約する
- 横の関係は、並んだ考えが何らかの論理的な共通点でグループ化される
- 考えをピラミッド構造にすれば、主たる考えをまず述べることで、読み手はなぜそういう考えとなるのか、書き手に疑問を持つようになる
- そこで、ピラミッドを一段下りて、その疑問に答えるという事を繰り返せば、考えをスムーズに伝えることができる
- わかりやすい文章を書くポイントは、考えをピラミッド構造にして述べること
● 頂上に主題を置き、下の階層を要約する
● 読み手が疑問に思うことを考え、それに答えるQ&A形式で、考えを書き表す順序を階層状に並べると、相手に伝わる
トップで考えを示す
- 人間の頭が短時間で一度に記憶できる事柄は、せいぜい7つまで
- 4つ、5つの物事を提示されると、何らかの論理的な分類に従って物事をグループ分けしようとする
- すべての知的プロセスは、グループ化や要約の思考プロセスを伴う
知的プロセス
- 考える
- 記憶する
- 問題を解決するなど
考えを書き表していく順序をコントロールすることは、わかりやすい文章を作成する上で最も重要
- 最もわかりやすい順序とは、まず全体を要約する考えを述べる
- そのあとに個々の考えを説明していくこと
ピラミッド構造の3つの鉄則
- どのレベルであれ、メッセージはその下位グループ群を要約するものである
- 各グループ内のメッセージは、常に同じ種類のものである
- 各グループ内のメッセージは、常に論理的に順序づけられている
論理的な4つの並べ方
- 演繹の順序(大前提、小前提、結論)
- 時間の順序(1番目、2番目、3番目)
- 構造の順序(北から南、東から西など)
- 比較の順序(1番重要なもの、2番目に重要なものなど)
わかりやすい文章を書くポイントは、各々のメッセージをピラミッド型に並べてみて、3つの鉄則と照らし合わせてみること
ピラミッド構造の作り方
- 伝えようとしている主題を頂上に書く
- 主題について読み手のどのような「疑問」に答えれば良いか考える
- 答えを書く
- 読み手がその通りだと納得することを明確に書く
- 読み手を想定してQ&A応答を行う
- 疑問と答えを再チェックする
- 上記の技術を通じて、自分の考えを完全に読み手の疑問に対応したものにできる
今回は、論理的に相手に伝わるわかりやすい文章を書くポイントついて書かせて頂きましたが、商品を売るための文章の書き方セールスライティング については、「商品を売るための文章の書き方セールスライティング | Webの文章術」で書かせて頂いておりますので、ご興味ございましたら、ご覧頂けたら幸いです。
また、コピーライティングの本質や基本の学び については、「コピーライティングの本質や基本の学び | コピーライティングの教科書」で書かせて頂いておりますので、ご興味ございましたら、ご覧頂けたら幸いです。
マーケティングについては、「ブログ運営に役に立つマーケティングで知るべき7つのこと | ブログ開設予定・ブログ初心者におすすめ」で書かせて頂いておりますので、ご興味ございましたら、ご覧頂けたら幸いです。
● 考えをピラミッド構造にして述べる
● 頂上に主題を置き、下の階層を要約する
● 考えを書き表していく順序をコントロールする
今回学んだ本
興味のある方は、是非この本を手に取り、じっくりと読んで自分に取り入れて頂けたらと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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