リーダーシップを発揮するために大切なこと
本物のリーダーになるための必要な要素を提示し、リーダーシップを発揮するために大切なこと、リーダーに求めるものは何かを「なぜ、あなたがリーダーなのか―本物は「自分らしさ」を武器にする」著者:ロブ・ゴーフィー ガレス・ジョーンズ 氏から学ぶことができます。
次のような方に向けて書きました
● 本物のリーダーの必要な要素を知りたい方
● リーダーシップを発揮するために大切なことを知りたい方
● リーダーに求めるものは何かを知りたい方
時代は優れたリーダーを求める
- 多くの企業にとって、組織ミッションの明確化や、社員の帰属意識のてこ入れが喫緊の課題となってきている
原因
組織の団結力を維持していた様々な仕組みが弱体化してしまったことにある
かつての組織構造を特徴づけていた
- 綿密に設計された階層性
- 安定的なキャリアパス
- 明瞭だった組織の境界など
いまや過去のものとなってしまった
- 例えば、階層制は、昨今のスピード向上やコスト削減の重圧を受け、大半の企業において以前よりフラットなものとなった
POINT
階層制は「単に組織構造上の仕組みではなく、働く意義の源泉だった」ことが重要
- 順調にコツコツとやっていけば15年目には部長補佐や現場監督者になれた
- そしてそれで満足することができた
- 階層のフラット化が急速に進むにつれて、この観点からは働く意義を見出せなくなった
- それゆえに人々はなおさら、リーダーシップを求める
- 優れたリーダーが、自らに新たな働く意義を示してくれることを願うのだ
リーダーの特性は存在しない
- これまでのリーダーシップ研究はほとんどが、リーダーの個性に焦点を当ててきた
- 個性を前提とすれば、リーダーシップとは個人が有する特性となってしまう
- いつ何時も当てはまるリーダーシップ特性、これだけ備えればあなたも立派なリーダーというものは存在しない
- あるリーダーにとって有効に働く特性が、必ずしも他のリーダーにとってもそうとは限らない
- リーダーシップを語る場合、周囲の人々との関係性をその前提に据えるべき
- 置かれた状況を自らがどう変えうるか
- リーダーは、まずそれを考えなくてはならない
- その上で、自分が備えている、有効に働くであろう資質を見出すこと
- そして活かしていくことが鍵
リーダーシップの原理原則
① リーダーシップは状況に左右される
- 現状を観察し理解する能力はリーダーシップの鍵
- 優れたリーダーは組織の重要な兆しを見逃さない
- その上で、自分自身の持てる能力、リーダーとしての資質を意識的に活用しながら状況に即して行動をとる
② リーダーシップは肩書きを問わない
- 組織内の地位とリーダーシップにつながりがあるのは確か
- しかしそれは、いわば決め事の域を出るものではない
- 肩書きというものは、リーダーシップを考える上で、必要条件でも十分条件でもない
- 優れた組織ではリーダーがいたるところに存在している
③ リーダーシップは関係性に根ざす
- リーダーシップとは、リーダーとフォロワーとの相互関係の中で、連綿と再生産され続ける
- 何らかの望ましい個人特性を備えてさえすれば、優れたリーダー問いうことではない
- 良いリーダーは、自らの周りの人たちとの複雑に入り組んだ関係を、積極的・双方向的に深化させていく
本物のリーダーを形づくる要素
POINT
最も重要なのは、リーダーが正真正銘の本物のリーダーであること
- リーダーが本物であることなしには、お互いを信頼しあって力を合わせることなどできない
本物のリーダーを形づくる重要な要素
- 発言と行動が一致していること
- 常に首尾一貫していること
- 自分らしくあること
- 本物のリーダーには、揺るぎない原点に立脚した一連の行動こそが求められる
- より優れたリーダーになるためには、自分自身に忠実でなければならない
- そしてその自分らしさを磨き続けばければならない
自分らしくあること
- 部下は、人格を有する人物を求める
- 優れたリーダーは、役割を果たす上で役立ちうる自分ならではの持ち味を認識し、活用している
- 自分らしさは、リーダーとしての役割を担って部下と接していく中で引き出され、実用に資するよう磨かれていくもの
この記事のまとめ
● リーダーシップは関係性に根ざす
● 最も重要なのは、リーダーが正真正銘の本物のリーダーであること
● 部下は、人格を有する人物を求める
今回学んだ本
興味のある方は、是非この本を手に取り、じっくりと読んで自分に取り入れて頂けたらと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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