複数の仕事をするための考え方
変化の激しい環境の中で、複数の仕事を持っていることは、リスクを回避するためにも有効であり、複数の仕事を持つことの心構えとコツを『女性30代からの「複業」生活のすすめ』著者:山下 弓 氏から学ぶことができます。
● 変化の激しい環境の中のリスクを回避を学びたい方
● 複数の仕事を持ってリスク回避したいと思う方
● 複数の仕事を持つことの心構えとコツを知りたい方
副業ではなく複業
- 副業というと、正社員で残業代わりに他の会社でアルバイトをするというイメージがある
主も副もなく、その時々に応じて臨機応変に、「主」にも「副」にもなる自分の武器
- 正社員として会社で働くのもアルバイトとして会社で働くのも、どちらも給与収入
- 給与収入を2つ重ねて働いても「時間×労働単価」に過ぎない
- 労働時間が延びるだけに過ぎない
これからは一つの仕事が立ちゆかなくなった時、どの仕事が「主」になってもいように、仕事を組み立てていく必要がある
- 複業は、いくつかの仕事を同時にこなしていく
- その業種や組み合わせ方が大事になる
- 給与収入の仕事を複数するのではない
- 給与収入と事業収入を組み合わせていく
働き方を組み合わせる
- 会社に雇われて給料をもらう働き方
- 起業してその事業で収入を得る
それぞれの仕事に重なる部分があると、1つの仕事で得たスキルや情報などを、他の仕事に生かしやすくなる
複業に重要な5つの視点
- 複業はその人の夢や業種などで向き・不向きがある
複業を考える時には、次の5つの視点で自分にできそうかを考えるといい
① 形から入らず、小さく産み徐々に成長することを楽しめるか
- 起業というと大げさに考える人が多い
- 個人事業主の代表なら明日からでもできる
- 雑誌の挿絵を毎月2万円で描く仕事があったとして1年間で売上24万円
- これも立派な事業収入として成り立つ
- 毎月フリーマーケットで出店して売上がたてば立派な事業収入である
- 複業をするには、異なる収入を組み合わせる必要がある
- 起業することが欠かせない
自分がその事業経営に向いているかを試すためにも、ランニングコストを意識して小さく起業するといい
「スモールビジネスを立ち上げる方法」については「普通のサラリーマンが副業で起業するにはどうすればいいのか | スモールビジネスを立ち上げる方法」の記事でも書かせて頂いておりますので、ご興味ございましたら、ご覧頂けたら幸いです。
② 他の収入源を「複業を支えるパトロン」ととらえることができるか
- 会社員として勤めていたら、その仕事が事業のパトロンである
- 配偶者など、他の人が生活の主軸を支えてくれるのであれば、それが事業の立派なパトロン
- 配偶者など生活の柱を自分以外に持っている人は、起業のチャンス
- 事業が安定せず、うまくいかなかったとしても家族が路頭に迷うこともない
- 家族や周りの方にはむしろ迷惑をかけることを前提として、どしどし協力をお願いするべき
③ 時間を好んで有効活用できるか
複業する時は、時給の仕事(給与収入の仕事)と時給に関わらない仕事(事業収入の仕事)を組み合わせることが大事
時給に関わらない仕事
- 時に時給に換算すると最低賃金にも満たない場合だってある
- その仕事を積み重ねていくことで、時給以上の報酬をもたらす可能性もある
- やりがいを感じ苦にならない人は、複数の仕事を持ってもいきいきと働くことができる
そうしていくと
- 自分で時間やスケジュールをコントロールする器量ができてくる
- 自分の都合で休みを確保する器量ができてくる
- 仕事とプライベートのメリハリをつけていく器量ができてくる
時間を有効活用するためには、時間管理が重要ですが、時間管理については、「時間管理が苦手な方のドラッカーの時間管理術 | 時間を先に決めるフレームワーク」の記事でも書かせて頂いておりますので、ご興味ございましたら、ご覧頂けたら幸いです。
④ お金を有効活用するセンスを磨けるか
自分のお給料がどのように税金として使われ、それが住民税に繋がっていくのかを知ることは、事業をするしないに関わらず大切なこと
- 給与収入だけの内から自分で確定申告をするといい
- これができるようになると、お金に振り回されない
- 逆に使いこなす能力を実践的に学ぶことができるようになる
⑤ その時々の状況に合わせて人生設計をすることが苦でないか
- 不安定な中に身を置きながらも今の状況を見極める
- フットワーク軽く自分を変えていく力が、今後ますます必要
今回は、複数の仕事を持つことの心構えとコツを学ばせて頂きましたが、サラリーマンが副業始めるべき理由と得られるものや、副業をする上で大切な考え方を「サラリーマンが副業始めるべき理由と得られるもの | 副業をする上で大切な考え方」の記事でまとめています。
ご興味ございましたら、ご覧頂けたら幸いです。
● どの仕事が「主」になってもいように仕事を組み立てていく必要がある
● 仕事に重なる部分があると得たスキルや情報を他の仕事に生かしやすい
● 時給の仕事と時給に関わらない仕事を組み合わせることが大事
今回学んだ本
興味のある方は、是非この本を手に取り、じっくりと読んで自分に取り入れて頂けたらと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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