これからのビジネスで必須となるデジタル知識
アフターデジタル時代に必要な考え方や、アフターデジタルが進む中国の事例など、これからのビジネスを考える上で必須となる知識が紹介されていて、リアルな世界にオンライン(デジタル)が浸透し、あらゆるビジネスでオンラインとオフラインを一体に考えるアフターデジタル社会を「アフターデジタル2 UXと自由」著者:藤井 保文 氏から学ぶことができます。
著者の藤井 保文様のTwitterからいいねを頂いてしまいました!
● アフターデジタル時代に必要な考え方を学びたい方
● オンラインとオフラインの一体化を知りたい方
● 事例を知りたい方
アフターデジタルという考え方
- オンラインがオフラインに浸透する
- 純粋なオフラインという状況がどんどん少なくなる
- ウェブサイト、アプリ、SNSなどの純粋なオンライン接点が多くなる
- モバイルやIoTを活用したリアル融合型のオンライン接点が多くなる
- オンラインとつながらない純粋なオフラインの顧客接点が少なくなる
日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)は、「リアルを中心に据えて、デジタルを付加価値と捉える」という、ビフォアデジタル的な考え方に根ざしている例がほとんど
- 店舗でいつも会えるお客様が、たまにアプリを使ってくれるといったイメージ
- リアルとデジタルの接点の主従関係を逆転させて考える必要がある
- アフターデジタルというコンセプトになる
属性データの時代から行動データの時代になること
行動データが取れると
- 最適なタイミングに
- 最適なコンテンツを
- 最適なコミュニケーション方法で
提供できるようになる
- 行動データの時代では、人は「状況」単位で捉える
- 人間の自己認識や社会における人の在り方にこれまで以上に近く
体験型ビジネス × 行動データ
- 行動データの活用において重要なことは接点頻度
自動車は数年に1度しか買い替えず、顧客との接点もそこでしか得られないとすると、「最適なタイミング」はわからない
最適なタイミングで、コンテンツ、コミュニケーションを捉えて価値提供する方法
- ユーザーの置かれた状況を把握
- それに対する解決策や便益を提供
- ユーザーと定常的な接点をなるべく高頻度に持つ
これは商品販売型のビジネスでは実現が難しく、体験提供型ビジネスに優位性が移行していくことを示している
体験提供型ビジネスをOMO(オンラインとオフラインの融合)の思考法で運営し、エクスペリエンス×行動データのループを回す新たなビジネスモデル
- 製品はあくまで顧客との接点の1つと考える
- 他の接点などと等しく扱われる
アプリ
店舗
イベント
コールセンターなど - ビジネスモデルは、すべての接点が1つのコンセプトでまとめ上げらる
- その世界観を体現したジャーニーに顧客が乗り続ける
- 企業は顧客に寄り添い続ける
- 新しいバリュージャーニー型に変化する
このモデルでは、製品販売がゴールではなく、「顧客が成功すること」がゴールになる
顧客との関係性を作っていく事例
鍵を渡してからが仕事の自動車メーカーNIO
- 電気自動車を販売後、その会員にアプリを通じて提供
- 充電デリバリー
- メンテナンス
- 会員制ラウンジ等
電動バイクメーカーNIU
- 蓄電池を持ち運べる電動バイクを提供
- 盗難防止のため、バイクと蓄電池の位置情報をアプリで提供
- スマートフォンを蓄電池で充電できる製品を提供
- バイクのカスタマイズや改造が可能
- SNS機能を通じてユーザー間でコミュニティを形成
若者向け賃貸サービス自如(ズールー)
- ルームシェアの家賃を同居する全員が別々に支払える仕組みを提供
- 部屋探しから定期的な清掃をアプリで提供
- 家具の修理なサービスをアプリで提供
- 空き部屋を安い宿として提供するサービスをアプリで提供
- マンション内のイベント共有などをアプリで提供
サービスの利便性や世界観が優位性
他社を圧倒し、人が人を連れてくるというモデル
- 売ること・成約させることにフォーカスするのではない
- 顧客にずっと寄り添うことを重視
- 多方面に成立し始めている
- サービスの利便性や世界観が優位性を持つ
- 商品の勾配がサービスのジャーニーの中に埋め込まれていく状態が進んでいる
今回は、アフターデジタル時代に必要な考え方、これからのビジネスを考える上で必須となる知識を学ばせて頂きましたが、DX(デジタルトランスフォーメーション)の悩み解決する7つの考え方を「DX(デジタルトランスフォーメーション)の悩み解決する7つの考え方 | DXはなぜ必要なのか」の記事でまとめています。
ご興味ございましたら、ご覧頂けたら幸いです。
● 属性データの時代から行動データの時代になる
● 行動データの活用において重要なことは接点頻度
● 体験提供型ビジネスに優位性が移行していく
今回学んだ本
興味のある方は、是非この本を手に取り、じっくりと読んで自分に取り入れて頂けたらと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
昨日より今日の自分が0.1%何かで向上したとすれば
三日坊主で1年で300日学んだとしても
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