対人関係の悩みを解消するための心の持ち方
心理学の三大巨頭と称される、アルフレッド・アドラーの思想を、物語形式でまとめた一冊で、対人関係の悩みを解消するための、心の持ち方を『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』著者:岸見 一郎・古賀 史健 氏から学ぶことができます。
● 人に嫌われるのが嫌だと思う方
● 人間関係に悩む方
● 自分と人を比べてしまう方
トラウマを否定せよ
- 過去の原因にばかり目を向け原因だけで物事を説明しようとすると話はおのずと決定論に行き着く
- 我々の現在、未来はすべてが過去の出来事によって決定済みであり動かしようのないものである
- 我々は原因論の住人であり続ける限り一歩も前に進めない
- 我々は過去の経験にどのような意味を与えるかによって自らの生を決定している
- アドラー心理学では、過去の原因ではなく、今の目的を考える
- いつでも人は、どんな環境に置かれていても変われる
- 変われないでいるのは、自らに対して変わらないという決心を下しているから
人は、いろいろと不満はあったとしても、このままのわたしでいる事の方が楽であり安心なのである
- 不幸なのは、過去や環境のせいではなくただ勇気が足りない
人生は他者との競争ではない
- 人は無力な存在としてこの世に生を受ける
- その無力な状態から脱したいと願う普遍的な欲求を持っている
- アドラーはこれを優越性の欲求と呼んだ
- 人は誰しも向上したいと思う状況にいる、これと対をなすのが劣等感
- 理想に到達できていない自分に対しまるで劣っているかのような感覚を抱く
- 劣等感は使い方を間違えなければ、努力や成長の促進剤となる
- 自らの劣等感をある種の言い訳に使い始める状態に陥る人がいる
本来はなんの因果関係もないところに、あたかも重大な因果関係があるかのように自らを説明し納得させてしまう
- 「AだからBできない」と言っている人は、Aさえなければ私は有能であり価値があるのだと言外に暗示している
- 本来、優越性の追求とは、他者よりも上を目指さんとする競争の意思ではない
- 他者と自分を比較する必要はない
- 健全な劣等感は理想の自分との比較から生まれる
- アドラーは人間の悩みは、すべて対人関係の悩みであると断言している
- 対人関係の軸に競争があると、人は対人関係の悩みから逃れられず不幸から逃れる事ができない
- 競争の先には勝者と敗者がいるから
- 結果、必然的に生まれてくるのが劣等感
自由とは他者から嫌われる事
- アドラー心理学では、他者から承認を求める事を否定する
他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると最終的には他者の人生を生きる事になる
- 我々は「これは誰の課題なのか?」という視点から自分の課題と他者の課題とを分離する必要がある
- 他者の課題には踏み込まない
- およそあらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込む事によって引き起こされる
- 自分の生についてできる事は自分の信じる最善の道を選ぶことだけ
- 他者から嫌われたくないと思う事は人間にとって自然な欲望である
- すべての人から嫌われないように立ち回る生き方は不可能である
他者の評価を気にかけず、承認されないかもしれないというコストを支払わない限り自分の生き方を貫く事はできない
- 人間にとって最大の不幸は、自分を好きになれない事
- この現実に対し,「私は誰かの役に立っている」という思いだけが自らに価値がある事を実感させてくれる
- そこには他者からの承認は必要ない
- 私の価値を実感するためにこそ他者に貢献する事が大切である
世の中、仕事や職場の人間関係で悩んでいる方は結構多いですが、その様な悩みを感じている方向けに、仕事や職場の人間関係でうまくいかない時に知っておきたい7つの解決法を「仕事や職場の人間関係でうまくいかない時に知っておきたい7つの解決法 | 人間関係の悩みから解放される知識」の記事で書かせて頂きました。
ご興味ございましたら、ご覧頂けたら幸いです。
● 過去の原因ではなく今の目的を考える
● すべての人から嫌われないように立ち回る生き方は不可能
● 他者に貢献する事が大切
今回学んだ本
興味のある方は、是非この本を手に取り、じっくりと読んで自分に取り入れて頂けたらと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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