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自然と人間と夢への志を尊重する正しい労働という概念の経営理念 | 人間主義的経営

自然と人間と夢への志を尊重する正しい労働という概念の経営理念、人間主義的経営

利益だけを追求しない経営の考え方

イタリアの伝統的な価値観を大切にすることで、適正な成長、適正な利益のもとで人間を中心とした資本主義を目指して経営される考え方行き過ぎた資本主義とは異なる思想の経済の考え方を 「人間主義的経営」著者:ブルネロ・クチネリ 氏から学ぶことができます。

次のような方に向けて書きました

● 経営理念について考えたい方
● 企業の成功事例を学びたい方
● 人間主義的資本主義を理解したい方

人間のための資本主義とは

イタリアのファッションブランド「ブルネロ・クチネリ」の歴史

     
  1. 1978年
    • 色鮮やかなカシミヤセーターを製造する小さな会社を立ち上げ事業の目的を倫理的にも経済的にも人間の尊厳を追求することと定めた
  2. 1982年
    • ウンブリアの小さなソロメオに移りそこを「人間のための資本主義」を実現する場所と定めた
  3. 1985年
    • 廃墟となっていた村の古城を買い取り本社とした
  4. 2000年
    • 村外れの古い工場を買い取り、そこを改修して事業の拡大に合わせて新たな生産体制を整え
  5. 2012年
    • ブルネロ・クチネリ社はミラノ証券取引所に上場した
    • 若者たちが技術を身につけ誇りを持って働くことを願い本社のある城の一角に職人学校を設立した
  • 人間の尊厳と自然との調和を事業の目的に掲げるブルネロ・クチネリの人間のための資本主義は、イタリア国内の限らず広く海外からも注目され数々の賞を受賞している
  • ブルネロ・クチネリの目指すものは経済と倫理の両面における人間の尊
    1. その旅路を導くもとにあるのは美を大切にするこ
    2. 年齢を重ねた人やものと未来の世代をつなぐこと
    3. 愛のある豊かさ本当に偉大なものは簡素である
  • こうして自然と人間と夢への志を尊重することから正しい労働という概念が生まれ、これが人間主義的資本主義

常に人間の利益を考える

  • 天の創造物である自然を痛めず可能な限り自然への負荷を小さくして生産されたものにこそ貴重な価値がある
  • 思い描いたのは消費者と生産者の双方にとって価値のある手作りの製品・美しい労働環境・リラックスできる快適な休息時間・手仕事の価値が隅々まで行き渡った会社の文化
  • 誇りを感じて穏やかに生きていくためには、互いを敬い真実を重んじる人間関係と経済的に十分な所得が必要
  • そのためには創造性を育む静謐な職場環境が必要
  • 倫理・尊厳・道徳と一体化した利益を生み出すこと
  • 利益と贈与の均衡に実体を与えること
  • 15歳の時に現代的な色彩を特徴とする女性用のカシミヤセーターを作ろうと決め、このコンセプトは非常に新鮮に感じた
  • 高度な手仕事と職人技に支えられたイタリアらしい服、最高級の市場セグメントに的を絞り高価ではあるが価格以上の価値を持つ製品を作る考えが明確になっていった
  • 人間や自然を傷つけ攻撃せずに利益を生む資本主義、人間の原点と歴史に根ざした資本主義
  • 人間のための資本主義という構想の一部は村人の生活を改善するための施策として具体化していった
  • 指針となった考えは、常に人間の利益であり、すべての生産のプロセスを人間中心に組み立てるという方法だった
  • 人間をないがしろにして品質は保てないのは明らかであり、この方法こそが利益を生み人間の尊厳を回復する経済のあり方だと考えた

適正な成長と適正な利益

  • 会社の名前は次第に世間に知られるようになり、仕事は広がり会社は成長した
  • 成功の理由の1つはメイド・イン・イタリーのカシミヤ製品が革新的で現代的であったこと
  • もう1つは人間の尊厳、哲学的ビジョン、人類に向けたプロジェクトというメッセージが人に伝わったことだった
  • 伝統の価値を守り、未来につなげる事はもはや全員の意思となっていた
  • 小さな村の修復作業が一旦完了し、中世の城で和やかな雰囲気に包まれて快適に働き村民の生活の質は向上した
  • 会社ではブルーカラーとホワイトカラーの給与の差がなく、世間の平均よりも少し高く高い技術を持つ職人はそれよりさらに少し高くあるべきだと考えていた
  • 3ヶ月ごとに株主が集まり、事業の全体から細部まで、どんな小さなことも分析し検討した
  • 出勤のタイムカードはなく、朝は全員8時に工場に入り仕事は5時半に終了するそれが普遍的で正しい人間の労働の姿だと考えている
  • その土地に住む人々に敬意を払いながら、土地の持つ潜在力を守り引き出し育てていくことを大切にしている
  • その思想が均衡の取れた希望の持てる成果を上げ、その利益を人々に還元するという倫理的な目的を具体的な形にしてくれる
  • 適正な成長と適正な利益という考え方によって、人間のための資本主義を実現するという夢を少しずつ形にしつつある
  • 人間のための資本主義とは、人間という強固な基礎の上に普遍的な経済活動を統合していく試み

経営戦略に関してもっと学びたい方向けに、経営戦略を学ぶために読むべきおすすめの本として「厳選10選」もまとめさせて頂いてますので、下記にブログ記事を貼っておきますので、ご覧頂けたら幸いです。

kajogaki.com

この記事のまとめ

● 自然と人間と夢への志を尊重することから正しい労働
● 倫理・尊厳・道徳と一体化した利益を生み出すこと
● 人間をないがしろにして品質は保てないのは明らか

今回学んだ本

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興味のある方は、是非この本を手に取り、じっくりと読んで自分に取り入れて頂けたらと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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