投資の観点からの企業価値を
日々の値動きに左右されるのではなく、企業の本質的な価値を見極めた上で投資をする長期投資を運用哲学とする投資の基本とコツを「ビジネスエリートになるための教養としての投資」著者:奥野 一成 氏から学ぶことができます。
次のような方に向けて書きました
● 企業の見極め方を知りたい方
● 企業の本質的な価値を知りたい方
● これから株を始めようと思っている方
自分なりの仮説の構築
- 幅広い知識を持ち、自分なりの仮説を構築し検証する
- 投資で成功するために重要なのは総合力
- 総合力とはバラバラになっているものを1つにまとめ上げる力のこと
- 数字やデータを知っているだけではなく幅広い知識を身に着けると同時に上手に組み合わせて自分なりの仮説を導くことができれば投資で成功する可能性が高まる
POINT
自分なりの歴史観、価値観など単なる知識ではない広い意味での教養を持ち自分なりの仮説を構築し検証することが重要
日本人は損をしている
- 日本人は投資が苦手なために損をしている
- 2019年9月時点の日本の個人金融資産の総額は1,864兆円であり、1995年時点の1,182兆円から1.55倍
- 年率2.3%増加した
- 1995年時点の米国の個人金融資産は2,343兆円だったが、2019年9月時点で9,855兆円にもなっている
- 年率13.3%も伸びている
- 日本の個人金融資産の伸びが鈍いのは、金融資産に占める現預金が高いことにある
- 日本の個人金融資産は現預金53.3%、米国は12.9%
- 投資信託が、日本3.9%に対して米国12.0%、株式が日本10.0%に対して米国34.3%
- 個人金融資産のうち、投資信託と株式に見られる日米差が大きく影響した
- 米国の場合、株式や投資信託の保有比率が高いだけでなく、米国企業の成長に即して株価が着実に値上がりした
- こうした状況を解決するには、日本人もどんどん株式投資を始めれば良い
企業価値を見極める
- 株式投資で重要なのはその企業が作り出す利益
- 利益が大きくなればなるほど長い目で見れば結果として株価もそれに連動して上昇する
- 株価は短期的に見るとその時々の人気によって大きく上下にブレる
- 人気が高まっている時は株価もどんどん上昇するが人気がなくなると一気に下落する
- それが延々と繰り返されるが長期的な株価の動きをグラフにすると利益の増え方とリンクしている
- 株価は、投機家の売り買いによって企業の合理的な価値から大きく上下に乖離するケースがある
- これが合理的な企業価値を見極めて投資行動を取る投資家にとっては大きな収益チャンスにつながる
売らなくていい会社
- 売らずに済む会社を見つけるには、構造的に強靭な企業を見つける
構造的に強靭な企業の要素
- 付加価値の高い産業
- 本当に世の中にとって必要か?
- 圧倒的な競争優位性
- 今さらその人たちの向こうを張って勝負しようと誰も思わないほど圧倒的に強いか?
- 長期的な潮流
- 不可逆であると言い切れるもの
- 人口動態など、ある意味「事実」の未来予想
- 海外でも通用するような参入障壁による強靭な構造に支えられた日本企業は、東京証券取引所に株式を上場している3702社のうち、200社あるかないかの5%程度
- 高い参入障壁を持っている会社を見つけて投資したら、あとはその参入障壁が失われていないかどうかを様々な数字を見ながらチェックする
- 参入障壁がなくなったと判断した時は売るタイミング
- これは競争環境によって判断
スキルアップに関してもっと学びたい方向けにスキルアップを学ぶために読むべき2021年おすすめの本として「厳選10選」もまとめさせて頂いてますので、下記にブログ記事を貼っておきますので、ご覧頂けたら幸いです。
この記事のまとめ
● 株式投資で重要なのはその企業が作り出す利益
● 長期的な株価の動きをグラフにすると利益の増え方とリンク
● 構造的に強靭な企業を見つける
今回学んだ本
興味のある方は、是非この本を手に取り、じっくりと読んで自分に取り入れて頂けたらと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
三日坊主でも継続
昨日より今日の自分が0.1%何かで向上したとすれば
三日坊主で1年で300日学んだとしても
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