集中力を高めるためのテクニック
現代は普通に仕事や生活をしているだけでは、集中しにくい環境におかれているが、集中力を高めるための時間の使い方や環境の作り方など、すぐに使えるテクニックを「深い集中を取り戻せ」著者:井上 一鷹 氏から学ぶことができます。
● 集中力がなかなか高まらない方
● 集中力を取り戻したい方
● 集中力の高い人が行っている方法を知りたい方
集中するためには
- 集中するためには夢中になれることをする
- 集中という言葉には、(やりたくないけれど)集中しなければという受動的スタンスがある
- 本当に集中力の高い人は、集中しなければなどという受動的な感覚は持っていない
- 仕事を仕事だと思っておらず理由を説明できないくらい目の前のことが楽しくて仕方がないようなタイプの人が多い
夢中で働くには
- 目の前のことに集中できるハウツーだけでなく、起業家やアーティストのように夢中で働くにはどうすればいいのか
- 起業家やアーティストのように深い集中状態で働くためには、集中しなければなどという受動的スタンスでは難しく、能動的に夢中になることが重要
所属組織や周りの人間からの要請に応える「外発的動機」を基にした行為
周りからの要請ではなく、自分の「内発的動機」に根ざした行為
- どんな領域でも、集中して取り組む時間が累計で1万時間になるとその領域のプロフェッショナルになれる
- 仕事に夢中で取り組めるのは50年だと考えると、人に与えられた集中時間の総量は5万時間しかない
- 人生をどんなに上手くやりくりしても5つのことしか極めることができない
- 今、目の前の仕事が、人生の1/5をかけてもやりたいことかを考える機会にすること
- そこに疑問があれば集中は続かない
- なぜ、これをやっているのかを腹落ちさせて取り組むことが大事
集中の3つの概念
- 集中力の要素分解
3つに分ける集中力
● 立ち上げ速度(「よし、やるぞ」)
● 集中の深さ(「集中できてきたな」)
● 集中の持続力(「まだまだいけそうだ」)- 調査では多くの人は立ち上げ速度で悩んでいた
- 人の脳は切り替えるタイミングには負荷がかかるが、作業をし始めてしまうとあまりつらくなくなる
立ち上げ速度を高める方法● デスクの周辺には、仕事に関係のないものをあまり置かない
● 作業を休む時には、あえて単純なタスクの中途半端なところで中断する
● 簡単なことを小さく始める
● 簡単なことを小さく始める
● 決まった時間に、あらかじめ決めたことをやる - 3つの脳の切り替
3つのモードに分ける脳
● 直感の脳(デフォルトモード・ネットワーク):自分に関連する問題や過去について考える時に活性化
● 大局観の脳(サリエンス・ネットワーク):直感と理性の2つの脳を切り替える
● 理性の脳(セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク):目標に向かって計画を立てたり、集中する時に活性化- この3つの脳を切り替えるように1日を過ごすのが大事
- リモートワークが続く自粛生活では、いつも同じ部屋にいることで刺激が一定になり、同僚との雑談もなく予定通りの会議をこなすばかり
- このような状態では、理性の脳しか使っていないことになる
- そこから抜け出すには、脳に刺激を与えて大局観の脳から直感の脳へと切り替えることが必要
- アイデアを出すためにはゆとりやゆらぎの時間を作るといった過ごし方が重要
- 時間管理の基本戦略
3つのリソース
● ワーク:仕事に集中する時間
● セルフ:自分1人の時間
● リレーション:家族や友人などと過ごす時間- 在宅勤務の大きな問題は、ワーク・セルフ・リレーションの境目がぐちゃぐちゃになること
- 1つ1つを濃密な時間にするためには、それぞれの良い点を際立たせるための間が必要
- 時間・空間・仲間という3つを1週間単位で整理するとよい
- 時間:時間ごとに「ワーク・セルフ・リレーション」のどれを大事にするか、何をやるか、やらないかを決める
- 空間:「ワーク・セルフ・リレーション」を区切るための空間を環境設計する
- 仲間:人が動かない時代に、大事な仲間が誰で、どうつながるかを設計する
- 最高のパフォーマンスを上げるためには、3つの概念によって、フィジカル・メンタルの課題やクリエイティブワークへの障害などの問題に向き合う
● 能動的に夢中になることが重要
● 集中して取り組む時間が累計で1万時間になるとその領域のプロフェッショナルになれる
● 人に与えられた集中時間の総量は5万時間しかない
今回学んだ本
興味のある方は、是非この本を手に取り、じっくりと読んで自分に取り入れて頂けたらと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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