大切にすべきマネジメントの本質
マネジャーの仕事とは何か、本物のリーダーシップとは何か、42のストーリーで、マネジメントの本質とは何かを教えてくれて、マネジメント論といった難しい内容を抜きにして、組織を機能させるリーダーに必要なことを「これからのマネジャーが大切にすべきこと」著者:ヘンリー・ミンツバーグ 氏から学ぶことができます。
● リーダシップとマネジメントを学びたい方
● マネジメントの本質を学びたい方
● 部下を統率していかなくてはいけない方
マネジメントとリーダーシップ
- リーダーシップをマネジメントと切り離し、マネジメントより高度なものとみなす神話が浸透している
- 神話はマネジメントに悪影響を及ぼしてきた
- リーダーシップへの悪影響はそれに輪をかけて大きい
- 正しい物事を行うのがリーダーで物事を正しく行うのがマネジャーだと言われるがこの見方は間違っている
- 正しくない方法で正しいことを実行することなど不可能
- リーダーシップのないマネジャーの下で働くと士気が下がる
- マネジメントをしないリーダーは現場で起きていることを把握できない
- リーダーシップとマネジメントは一枚のコインの表と裏の関係にある
- マネジメントの過剰とリーダーシップの不足を問題にする主張をよく耳にするが現実は正反対
- お高く止まったリーダーシップが蔓延し、地に足のついたマネジメントが不足している
マネジメントは、現場から離れた高い場所でリーダーシップを振りかざすことではなく地に足をつけて現場に関わっていくことであるべき
魂なきマネジメント
魂なきマネジメントを行うための5つの簡単な方法
- ひたすら財務成績を気にしてマネジメントを行う
- 製品やサービスや顧客を尊重するより、お金をマネジメントすることによって利益が得られると考える
- あらゆることを計画通りに行う
- 物事を自然な流れに任せたり、その過程で学習したりすることは一切拒否する
- マネジャーを頻繁に人事異動させ、流行のマネジメント手法以外は何も詳しくない人物を作り上げる
- 原材料や設備などの「資源」を売買する感覚で「人的資源」を雇ったりクビにしたりする
- あらゆることを「5つの簡単な方法」の類いに従って遂行する
マネジメントの本質
- マネジメントの本質はいつの時代も同じ
- マネジメントは、アートとクラフト(技)を土台にした実践
- 分析を土台とするサイエンスや専門技術とは異なる
- マネジメントの対象が変わることはあっても、そのための有効な方法は変わらない
- マネジメントとはいまいましいことが次々と降りかかる仕事
- いつも時間に追われていて、強いプレッシャーにさらされ、ひっきりなしに行動しなくてはならず、何かをしていても頻繁に中断される
- マネジャーの仕事は概ね口頭で行われる
- 読んだり書いたりするより話したり聞いたりすることの方が多い
- タテの関係にある人たちと同じくらいヨコの関係にある人たちとコミュニケーションを取らなくてはならない
- 大半のマネジャーは、部署内の部下たちと同等かそれ以上、部署外の人たちとの仕事に時間を使う
- デジタル時代には、マネジャーがますます多忙になる
- マネジメントが現場と乖離して上っ面だけのものになりがち
大事なのはテクノロジーの恩恵だけでなく危険もよく理解しテクノロジーを使いこなすこと
コミュニティシップ
- 組織とリーダーシップは切っても切れない関係にある
- どの組織にも組織図が用意されていることがその証拠
- 企業が組織改編が好きなのはそれがお手軽だから
- 紙の上で人を動かすだけで状況が一変する建前になっている
- しかし、実際に変わるのは紙の上のことだけ
- リーダーシップという言葉は必然的に一人の個人に光を当てる
- 誰か一人がリーダーになれば、それ以外の全員はフォロワーにならざるをえない
- マネジメント論ではリーダーシップが神聖視される
- それよりも重要なのはコミュニティシップ
- 素晴らしい組織にはリーダーシップ以上に強力なコミュニティシップの精神が浸透
- 組織としてうまく機能するのは生身の人間のコミュニティ
- 人的資源の寄せ集めではない
- ある組織にコミュニティシップが存在するかを見分けるのは簡単
- 職場にエネルギーが満ち溢れていて人々が献身的に働き仕事に熱中している
- わざわざ正式にエンパワーメント(権限委譲)する必要もない
- 元々、強い参加意識を抱いている
- 組織がメンバーを大切にするのでメンバーも組織を大切にする
- リーダーという名の誰かが最終的な数値目標を設定したりはしない
- リーダーが不要なわけではない
- 不要なのは過度にリーダーシップを重んじる姿勢
マネジメントに関してもっと学びたい方向けにマネジメントを学ぶために読むべき2021年おすすめの本として「厳選10選」もまとめさせて頂いてますので、下記にブログ記事を貼っておきますので、ご覧頂けたら幸いです。
オンライン学習でリーダーシップを学習する方法
オンライン学習でのスキルアップなら「BizLearn」がおすすめです。
学習方法
- マネジメントスキルの講座内に「目標を達成させるリーダーシップ」の講座があります。
- 学習方法は、進捗度合いが「%」で表示されるため、学習の組み立てに役立ちインプット(レッスン)・アウトプット(確認テスト)を繰り返すことで、理解を定着させていきます。
- 6ヵ月の受講期間を終えたあとも、6ヵ月の閲覧期間があるので、忙しい方でも自分のペースで学習ができます。
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● 正しくない方法で正しいことを実行不可能
● マネジメントの本質はいつの時代も同じ
● 重要なのはコミュニティシップ
今回は、リーダーシップとコミュニティシップを学ばせて頂きましたが、コミュニケーション能力を高める考え方を記事でまとめています。
コミュニケーション能力を高める考え方の記事を「コミュニケーション能力を高める7つの考え方 | 役に立つ学んだことや必要なこと」で書かせて頂いておりますので、ご興味ございましたら、ご覧頂けたら幸いです。
今回学んだ本
興味のある方は、是非この本を手に取り、じっくりと読んで自分に取り入れて頂けたらと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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